初めてのスーツ選びは、色・素材・サイズ・値段……とにかく迷うポイントが多い。
でも、実は“正解”はシンプルです。
本記事では、スーツ販売の現場で何千人もの初スーツを見てきたプロが、
「初心者がまず1着買うならこれを選べ」
という 結論だけ をわかりやすく解説します。
「ネイビーと黒、どっちが正解?」
「ウール?ポリエステル?」
「3〜4万円って高い?安い?」
「そもそもオーダーって最初から必要?」
この記事を読めば、明日お店に行っても迷わずに「これください」と言えるようになります。
初心者がつまずきやすい NGポイントもすべて整理しているので、
いま買うべき1着が“自信を持って選べる”ようになる実用ガイドです。
初心者が迷ったら“これを買え”という結論
まず一言でまとめると、最初の1着は次の条件で選べばOKです。
- 色:ダークネイビー or チャコールグレー(無地)
- 素材:ウール or ウール混(ウール50前後)
- 価格:3〜4万円台が最適
- 形:ツーピース(ベストなし)
- サイズ:細すぎない“ジャスト”
これが初心者が最初に買って「絶対に失敗しない」ライン。
スーツブルとして“公式見解”にしていいレベルの王道です。
色の選び方(初心者はここで9割決まる)
❌ ブラック(黒)は基本NG
日本では黒スーツは「礼服」「喪服」のイメージが非常に強い。
それを普段のビジネスで着ると、
- 「礼服っぽく見える」
- 「就活感/学生感」が強く出る
という落とし穴があります。
黒はフォーマルと就活の専用枠。最初の1着には基本使わない。
また、就活でもここ数年濃紺も人気カラーとして定着してきています。
入学式で絶対に黒を買う必要性が、年々下がっています。
◎ ネイビー/濃紺(最強)
初心者に一番おすすめ。
明るすぎないダークネイビーなら、
- 誰にでも似合う
- 就活も会社も式典も全部カバー
- 清潔感があり、好印象に見える
- ネクタイとの相性も幅広い
20代〜30代の社会人が1着持つなら、まずネイビーで間違いない。
◎ チャコールグレー(万能)
ネイビーに次ぐ“汎用性最強カラー”。
- 落ち着いた印象
- 年齢を問わず似合う
- シルバー系のネクタイで式典にも対応
- 2着目以降にも繋ぎやすい
30代以降はチャコールのほうが、
落ち着いた印象で長く使いやすい場合もある。
柄はどうする?
初心者の1着は基本 無地 一択。
もし入れるなら「シャドーストライプ」くらいの
“遠目だと無地見えする”が安全。
素材の選び方
◎ ウール混(ウール50%前後)
初心者はここが一番現実的かつ堅実。
- ポリが入っていることにより、耐久性がある
- ウールの風合いを残しつつ価格を抑えられる
- 普段使いでも扱いやすい
量販店の“主力帯”がほぼここ。販売現場でも一番人気のあるゾーン。
〇 ウール100%
- ウール特有の高級感が強く出る
- シワに強く、肌さわりが良い
- 耐久性に難あり、また保管も気を遣う必要性有り
天然素材の為、メリットとデメリットがはっきりしている。
ただ、高級志向の方は絶対ココ。一番カッコよく見えるのは間違えない。
予算感としては、安くて5万前後かと。
❌ ポリエステル100%
- テカリや安っぽさが出やすい
- 夏は蒸れやすく、冬は静電気が起きる
- 毛玉になり易いので、耐久性には難あり
「本当にお金がない時」「一度しか使わない」以外は基本選ばないほうがいい。
販売店の裏話として、価格でお客さんを釣る為だけに安く作っているところもある。
価格帯の正解(3〜4万円台がベスト)
以前は「2〜3万円台ならOK」と言われていましたが、
正直、最近の相場では物価高により
2万円台は“エントリーの中でも一番下” に近い。
初心者の1着として、
“長く着られる、見た目が安っぽくないライン” を考えるなら
3〜4万円台がいちばんコスパが良い
この価格帯なら…
- ウール混
- 型紙も標準〜トレンドに近い
- サイズ補正も比較的丁寧
- 生地の質感も安っぽさが出にくい
3〜4万円というと高く感じるかもしれないけれど、
2~3年着ることを考えれば圧倒的に元が取れる価格帯。
おすすめのショップ(初心者向け最強の4チェーン)
ユニクロはカジュアル寄りすぎるため、
初心者が“ビジネススーツ”として買うには少し難易度が高い。
最初の1着は 紳士服専門チェーンがコスパも品質も最強。
洋服の青山
- とにかく種類が多く選びやすい
- “最初の1着”を比較しやすい環境と店舗数
- 紳士服チェーン最大手の安心感
AOKI
- 3〜4万円台でウール混の優等生ライン
- サイズ展開が広く、店舗数も多い
- 初心者向けの王道デザインが揃う
SUIT SQUARE(青山系列)
- 価格帯が分かり易い
- 若年層〜ビジネスの中堅層まで対応
- デザイン性と価格のバランスが良い
SUIT SELECT(コナカ系列)
- 若年層に特化した、最初の1着にもってこいのブランド
- ネイビー・チャコールの品揃えも◎
- 接客に定評があるコナカの系列店
シルエットの選び方
肩幅
- 肩線が自分の肩の骨と一致する
- 内側に入りすぎると苦しい
- 外側に落ちると“着られてる感”
袖丈
- シャツが1〜1.5cm見える
- 長すぎは不格好、短すぎはカジュアルに見える
- 店員さんと相談して直しも全然アリ
着丈
- 2025年現在
お尻が半分以上隠れる、お尻の一番出っ張っているアタリがベスト
短すぎ、長すぎは古い
パンツ丈
- 初心者は「ハーフクッション」が最も無難
- ノークッションは上級者or細身限定
- 礼服としての運用も考えているならワンクッションも視野



詳しいサイズ感は別記事にて解説しています。
既製服とオーダー、初心者はどっちを選ぶべき?
結論:
初心者の1着目は既製スーツ一択。
オーダーは悪いわけではないけれど、初心者向きではない理由が明確にある。
❌ 最初からオーダーをすすめない理由(現場の本音)
1. 完成品が見えないので、初心者はイメージが掴めない
「こうなるはず」という完成像が想像しづらい。
完成してから「思ってたのと違う」もよくある。
2. 実物の生地を“全身で”見れない
生地サンプルは小さいため、
- 光沢
- 色味
- 落ち感
- 動いた時の表情
が分かりにくい。
3. 急ぎに対応できない
納期が数週間〜1ヶ月。
入社前に急ぎで必要な新人はほぼ間に合わない。
4. “既製スーツの選び方”が身につかない
社会人になったら、
急にスーツが必要になるシーンが絶対出てくる。
「既製スーツのどこを見ればいいか」
「どの色を選べばいいか」
「どの価格帯が妥当か」
ここを知らないままだと、次に買うときに困る。
☑ オーダーは“2〜3着目”がベスト
- 自分の好み
- 似合う色
- よく着る用途
- 袖丈や着丈の好み
がハッキリしてからのほうが、オーダーの満足度は圧倒的に高い。断言できます。
初心者がやりがちな失敗と回避策
❌ 黒スーツを買う
→ 喪服に見える。
◎ ネイビー or チャコールが大定番。
❌ 細すぎるスーツ
→ 安っぽく・苦しそうに見える。
◎ 座っても余裕があるサイズ。
❌ ポリ100
→ テカり・蒸れ・静電気でチープ。
◎ ウール混以上。
❌ 派手柄
→ 合わせづらく、初心者は扱いが難しい。
◎ 無地が安定。
❌ ユニクロ等で販売されているセットアップをスーツだと思って買う
→ カジュアル用のため、ビジネスには不向き。
◎ “ビジネススーツ”として売られているものを選ぶ。
おわりに:最初の1着は“王道”が一番強い
最後にもう一度まとめると、
初心者が最初に買うべきスーツは――
ダークネイビー or チャコールの無地
ウール or ウール混
3〜4万円台
ツーピース
細すぎないジャストサイズ
これだけ押さえていれば、もう迷わない。
むしろ、ここから外れて迷い始めるのが初心者あるある。
あなたの新しい“相棒”になる1着が、この記事で確実に見つかるはず。


