卒業式に出席する父親の服装で、
「黒の礼服は浮くのか」「スーツは何色が正解なのか」
と迷う人は多いと思います。
結論から言うと、黒スーツ(礼服)は卒業式で全く問題ありません。
フォーマルな式典にフォーマルな服装で出席すること自体が、失礼になることはありません。
ただし、卒業式は写真撮影も多く、華やかさのある行事です。
そのため、礼服よりもネイビーやチャコールグレーなど、少し柔らかい色のスーツの方が、よりしっくりくる場合もあります。
この記事では、「子どもが主役であること」を軸に、卒業式で失敗しない父親スーツの考え方をまとめます。
卒業式における父親スーツの基本的な考え方
卒業式は、学校行事の中でも「式典」にあたるフォーマルな場です。
父親は来賓ではなく保護者としての出席ですが、式そのものはフォーマルなので、服装もそれに合わせるのが基本になります。
ここで大切なのは2つです。
- 失礼にならないこと(式典にふさわしいこと)
- 悪目立ちしないこと(主役は子ども)
この2つを押さえると、色選びや小物選びがブレなくなります。
黒スーツ(礼服)は卒業式で問題ない?
結論から言うと、黒スーツ(礼服)は卒業式で全く問題ありません。
卒業式はフォーマルな式典であり、フォーマルな服装である礼服が失礼にあたる要素は一切ありません。
ネット上では「卒業式に黒は重すぎる」「礼服は浮く」といった声も見かけますが、これはマナー違反というより“印象の話”として語られていることが多いです。
なぜ礼服が「不向き」と言われがちなのか
黒スーツ(礼服)が敬遠されがちなのは、マナーではなく見え方の問題です。
卒業式は厳粛である一方、次のような特徴もあります。
- 写真を撮る機会が多い
- 母親や子どもは、明るめ・華やかな服装になることが多い
- 式後に家族で外食・移動するケースも多い
この中で、真っ黒な礼服は“硬い印象”になりやすいのは確かです。
集合写真でも黒の存在感が強く出ることがあります。
ただし繰り返しますが、これは「失礼」ではありません。
あくまで “式の雰囲気に対して硬く見えることがある” という程度です。
新調するなら礼服以外をすすめる理由(スーツ屋視点)
今手元に礼服があり、それで卒業式に出席するのは問題ありません。
一方で、これから新しく用意するなら、礼服以外の色をおすすめすることが多いです。
理由はシンプルで、卒業式の軸は「子どもが主役」だから。
父親は控えめに、場に溶け込む色を選ぶ方が自然です。
さらに礼服よりも、ネイビーやチャコールなどの落ち着いた色の方が
- 写真映えしやすい
- 式の雰囲気になじみやすい
- 今後の行事や仕事にも使いやすい
という実用面のメリットも大きいです。
卒業式でおすすめされやすいスーツの色
卒業式で「無難・失敗しにくい」とされやすいのは、次の3色です。
- ネイビー(濃紺)
- チャコールグレー
- ダークグレー
このあたりはフォーマル感を保ちつつ、礼服ほど硬く見えにくいバランスの色です。


シャツ・ネクタイ・靴の考え方(細かいけど大事)
ここは難しく考えすぎなくてOKです。
ただ、式典なので「カジュアル要素が混ざると一気に崩れる」ポイントもあります。
シャツは白無地でOK(少し光沢があっても良い)
卒業式なら、基本は白無地シャツで問題ありません。
少し光沢のあるドレスシャツでも大丈夫です。大切なのは清潔感です。
ただスーツ屋として一言だけ言うなら、ボタンダウンは避けてほしい気持ちがあります。
ボタンダウンはカジュアル寄りのシャツなので、式典では違和感が出やすいからです。

ネクタイは「派手すぎなければ何でもいい」
ネクタイは、正直「これ一択」というほど厳密ではありません。
ただし、卒業式は写真も多いので、派手すぎるものは避けた方が安心です。
選ばれやすいのは以下です。
- フォーマル用のシルバー
- スーツに合わせたネイビー系
- 卒業式が多い3月なら、淡いピンクなど春らしい色も人気
逆に避けたいのは
- 原色に近い強い色
- 柄が大きく主張が強いもの
- キャラクター感のあるもの
です。

靴は黒の革靴でOK
靴は迷う必要はほぼありません。
黒の革靴で揃えておけば卒業式では問題ありません。

これは避けたい|卒業式でNGになりやすい父親の服装
卒業式で“失礼”というより、“浮きやすい・崩れて見えやすい”のが次のパターンです。
- 明るすぎる色(明るいブルー系など)
- ビジネス感が強すぎる(ストライプが強い、派手な柄)
- カジュアル素材やカジュアル仕立て(見え方が軽くなる)
- サイズが合っていない(ダボつき・丈が合わない)
式典は写真に残るので、サイズ感が合っていないとそれだけで目立ちます。
主役はあくまで「お子様」ですのでそれを念頭に置きましょう。

小学校・中学校・高校・大学で違いはある?
基本ルールは共通です。
卒業式はどの段階でも式典であり、父親は「脇役」なので
- フォーマルに
- 控えめに
- 清潔感重視で
という軸は変わりません。
迷ったら「式典で違和感が出ないか」「写真で浮かないか」を基準にすると、学齢を問わず失敗しにくいです。
手持ちのスーツで行くか、新しく用意するかの判断基準
卒業式は“招待されている立場”でもあるので、身なりを綺麗に整えることが大前提になります。
手持ちスーツで行くかどうかは、次の条件で判断するとスッキリします。
手持ちスーツでOKな条件
- 生地が傷んでいない
- 目立つテカリ・色あせがない
- 毛玉や汚れが目立たない
- サイズが合っている(特に肩・ウエスト・丈)
「礼服しかない」場合も、状態が綺麗であればそのままで問題ありません。
買い替え(または買い足し)を検討した方がいいケース
- 使い古し感が出ている(ヨレ・テカリが強い)
- 毛玉が取れないほど目立つ
- 体型が変わってサイズが合わない
- 写真で見たときに“だらしなく見えそう”な不安がある
父親が主役ではありませんが、身なりが整っている親であることは、子どもにとってもプラスになります。
まとめ|礼服はOK、ただ“しっくりくる”選択肢もある
- 黒スーツ(礼服)は卒業式で全く問題ない
- ただし卒業式は写真も多く、華やかさもあるため、礼服は硬く見えることがある
- 新調するなら、ネイビーやチャコールグレーなど落ち着いた色の方がしっくりきやすい
- シャツは白無地でOK。ボタンダウンは避けたい
- ネクタイは派手すぎなければOK。シルバー/ネイビー/淡いピンクなどが合わせやすい
- 手持ちスーツは「傷み・毛玉・サイズ感」を基準に判断する


