大学の入学式で着るスーツは、「とりあえず黒を買えばいい」「就活用を流用すればいい」と思われがちですが、選び方を間違えると浮いたり、後で後悔することも少なくありません。
特に初めてスーツを用意する人にとっては、「どこで買うべきか」「いくらが相場なのか」「色は黒で本当にいいのか」など、分からないことだらけだと思います。
結論から言うと、大学の入学式スーツは“無難な色”と“将来も使える購入先”を選べば失敗しません。
高すぎるスーツを買う必要はありませんし、逆に安さだけで選ぶのもおすすめできません。
この記事では、
- 大学の入学式にスーツは本当に必要なのか
- 入学式スーツの相場はいくらなのか
- 黒・紺・グレーのどれを選ぶべきか
- ユニクロを含め、どこで買うのが正解なのか
といった疑問を、スーツ販売の現場目線で分かりやすく解説します。
これからスーツを用意する人も、すでに検討中の人も、この記事を読めば「これで大丈夫」と安心して入学式を迎えられるはずです。
大学の入学式にスーツは必要?
結論から言うと、大学の入学式ではスーツを着て行く人が多数派です。
大学や学部によって厳密な服装指定があるケースは少ないものの、実際の入学式会場ではスーツ姿の新入生が多く、私服だと浮いてしまう可能性があります。
スーツを選ぶ理由としては、
- 入学式が「式典」として扱われる行事である
- 親や家族が同席することが多い
- 周囲と服装を合わせておきたい心理
- 写真撮影の機会がある(一生に一度の機会)
このため、「私服でも問題ない」と言われる大学であっても、結果的にスーツを着て行くのが無難という判断になるケースがほとんどです。
スーツ以外だと浮くことはある?
結論として、私服だと浮く可能性はあると考えておいた方が安全です。
身近な大学生に聞いても、「ほとんどがスーツで来ていた」と言っていました。
例えば、
- カジュアルすぎる私服(パーカー・デニムなど)
- 明るすぎる色や派手なデザイン
- 普段着に近いコーディネート
だと、服装の指定が無い所では、ほぼ間違えなく浮きます。
一方で、セットアップやきれいめジャケットなどを選べば問題ない場合もありますが、スーツ屋としても「どこまでがOKか」の判断が難しいのが正直なところです。
初めての大学行事で失敗したくないなら、スーツを選ぶほうが安心です。
就活用スーツを着てもいい?
就活用(リクルート)スーツを入学式で着ること自体は、全く問題ありません。
実際、入学式でリクルートスーツを着ている学生も一定数います。
ただし、次のような点で違いが出ます。
- リクルートスーツは黒一色でやや堅い印象
- 入学式では少しだけ「お祝い感」がある方が馴染みやすい
- 写真に残ったときに就活感が強く出る場合がある
そのため、「就活用しか持っていない」なら問題ありませんが、これから買うなら入学式向けを意識したスーツを選ぶ方がふさわしいと考えます。
まとめ:迷ったらスーツが正解
大学の入学式では、
- スーツ着用が多数派
- 私服は浮く可能性がある
- 就活スーツも可だが最適解ではない
という状況から、迷ったらスーツを選んでおけば失敗しないと言えます。
大学入学式スーツの相場はいくら?
結論から言うと、大学入学式用スーツの相場は「3万円〜4万円前後」がもっとも多い価格帯です
この価格帯であれば、入学式にふさわしく、かつ今後も使いやすいスーツを選ぶことができます。
大学入学式スーツは、価格帯ごとに特徴がはっきり分かれます。
1万円台前半〜2万円台
- とにかく費用を抑えたい人向け
- 生地やシルエットは最低限
- サイズ感に注意が必要
「入学式だけ着られればいい」という考えなら選択肢になりますが、
安さ優先で選ぶと後悔しやすい価格帯でもあります。
3万円〜4万円台(最も多い)
- 入学式用途としてバランスが良い
- 生地・シルエットともに無難
- 就活・インターン・式典にも流用しやすい
初めてスーツを買う大学生の多くが、この価格帯を選んでいます。
失敗しにくく、コスパが良いゾーンです。
5万円以上
- 生地や仕立てが良く、見た目も安定
- 長く使う前提ならアリ
- 入学式だけだとややオーバースペック
将来まで見据えてしっかりした一着を買いたい人向けですが、
入学式だけを目的にするなら、必須ではありません。
特に、体系変化もある年頃になりますので、オーダーなどで作ってしまっても、卒業や就活で使えないという方を多く見てきました。
基本的に、スーツは裾以外の直しは難しいです。その為、「入学式と成人式を見据えたスーツ」また専門学生なら就活の時期も近いので「就活」を見据えたスーツ選びが良いです。
「安すぎ」「高すぎ」で失敗しやすいポイント
安すぎる場合の注意点
- サイズが合いにくい
- 長くは使えない
- 写真写りが悪くなりやすい(安っぽいペラペラの生地)
特に大学入学式は写真を撮る機会が多いため、
サイズ感・素材の悪さは目立ちやすい点に注意が必要です。
高すぎる場合の注意点
- 入学式用途としては性能を持て余す
- 着る機会が少ないとコスパが悪い
- 体型変化を加味すると、長く着れない可能性もある
「高い=万能」ではないため、目的に合っているかを考える必要があります。
相場の結論まとめ
大学入学式スーツの相場は、
- 3〜4万円台が最も無難
- 安すぎると見た目・サイズで失敗しやすい
- 高すぎる(オーダーやハイブラなど)基本必要はない
というのが現実的な結論です。
入学式スーツの色の正解(黒・紺・グレー)
大学の入学式スーツで最も迷いやすいのが「色」です。
結論から言うと、黒・紺・ダークグレーのいずれかを選べば失敗しません。
ただし、それぞれ印象や向いている人が少しずつ違います。
黒のスーツはアリ?
黒のスーツは、入学式でも着用して全く問題ありません。
実際、半分以上が黒を選びます。
黒のメリットは、
・どんな場面でも浮きにくい
・フォーマル度が高い
・就活用としても使いやすい
一方で、
・就活感が強く出やすい
・写真だと少し堅く見える
という点もあります。
専門学生や、早めからインターンに行きたい、塾講師などアルバイトでスーツを着る機会がある場合は、黒が圧倒的にオススメです。
また、冠婚葬祭でも一応使えるというメリットもあります。
ただ、やっぱり落ち着いた色になりますので、それ以外の場合は黒以外も検討する価値はあります。
紺(ネイビー)はもっとも無難
スーツ販売店での最もおすすめされやすい色が紺(ネイビー)です。
紺のスーツは、
・入学式らしい清潔感がある
・黒より柔らかく、若々しい印象
・就活・インターンにも使いやすい
というバランスの良さがあります。
「迷ったら紺を選べばまず間違いない」これは、スーツ販売の現場でもよく言われる考え方です。
また、現役生の場合、成人式も控えていると思います。その際も使いまわしがきくと思います。
就活用も加味して黒が良いという方もいらっしゃいますが、結構な数のお客さんが体系変化を理由に買い直しをする方が多いです。
就活用では別にその時になってあった体系のスーツを買った方が、見栄えも良いですので、スーツ屋として紺をオススメするというワケです。
グレーは落ち着いた印象にしたい人向け
ダークグレーのスーツも、大学入学式では問題ありません。
グレーの特徴は、
・落ち着いた大人っぽい印象
・黒ほど堅くならない
・普段使い・式典にも流用しやすい
ただし、明るすぎるグレーはカジュアルに見えることがあるため、
選ぶなら濃いめのグレーが無難です。
避けた方がいい色
大学入学式では、次のような色は避けた方が安心です。
・明るすぎる色(ベージュ・ライトグレーなど)
・派手な柄やストライプ
・茶色などカジュアル寄りの色
カジュアルな印象が強く出てしまい、式典の場では浮きやすくなります。
攻めたい気持ちもわかりますが、成人式でやりましょう!!!となだめることが多いです笑
色選びの結論
大学入学式スーツの色は、
・無難さ重視 → 紺
・フォーマル重視 → 黒
・落ち着き重視 → ダークグレー
この3択から選べば失敗しません。
大学入学式スーツはどこで買う?(購入先タイプ別)
大学入学式のスーツは、どこで買うかによって価格・品質・手間が大きく変わります。
ここでは、実際に選ばれやすい購入先をタイプ別に整理します。
スーツ量販店(青山・AOKI・スーツセレクト・オリヒカなど)
最も王道で、初めてのスーツ購入でも失敗しにくい選択肢です。
特徴としては、
・2〜4万円台の商品が中心
・サイズ展開が豊富で試着しやすい
・入学式向けの定番デザインが揃っている
店員さんに相談しながら選べるため、
「何を買えばいいか分からない人」「間違えない買い物をしたい人」には特に向いています。
また、一式をコーディネートしてくれますので、買い忘れもありませんし、シャツ、革靴のサイズ(スニーカーとは異なる)などが分からない方も安心して買い物できます。
特別な理由が無い限りは、スーツ屋で買うのがオススメです。
また、社会勉強としての側面もあります。
ユニクロ・GU・しまむらなどのファストファッション
価格を抑えたい人に人気なのが、ユニクロやGUです。
特徴は、
・上下セットで1〜2万円台
・シンプルなデザイン
・普段使いしやすい
特に「セットアップ」をスーツ代わりに選ぶ人が増えています。
ただし、
・フォーマル感は圧倒的に弱い(パッと見でわかる)
・店員さんがスーツのプロではない
・式典らしさを出す工夫が必要
という点があるため、全員におすすめとは言えません。
後半で「ユニクロはアリか?」を詳しく解説します。
セレクトショップ・百貨店
デザインや質にこだわりたい人向けの選択肢です。
特徴としては、
・4万円以上の商品が中心
・シルエットや素材が良い
・おしゃれで写真映えしやすい
入学式だけでなく、
今後の式典やフォーマルシーンまで見据える人には向いています。
一方で、
・価格が高め
・入学式用途だけだとオーバースペック
になりやすいため、必要性は人を選びます。
レンタルスーツ
「入学式だけ着られればいい」という人にはレンタルも選択肢になります。
メリットは、
・購入より安く済む場合がある
・保管やクリーニングの手間がない
デメリットとしては、
・サイズが完全に合わないことがある
・今後使い回せない
・直前だと在庫がない場合がある
入学式後に一切スーツを着る予定がない人向けです。
購入先の結論まとめ
大学入学式スーツの購入先は、
・迷ったら → スーツ量販店
・安さ重視 → ユニクロ・GU・しまむら
・質やデザイン重視 → セレクトショップ・百貨店
・一度きり → レンタル
この考え方で選べば失敗しにくくなります。
ユニクロで大学入学式スーツはアリ?
結論から言うと、条件を満たせばユニクロのスーツ(セットアップ)はアリです。
実際、大学入学式でユニクロを選ぶ人は年々増えています。
ただし、誰にでも無条件でおすすめできるわけではありません。
ユニクロスーツが向いている人
ユニクロのスーツ(セットアップ)が向いているのは、次のような人です。
・できるだけ費用を抑えたい
・体型が標準的でサイズが合いやすい
・今後、普段使いもしたい
特に、
「入学式だけでなく、授業やアルバイトでも着たい」
という人には相性が良い選択肢です。
ユニクロスーツのメリット
ユニクロを選ぶ最大のメリットは、価格と手軽さです。
・上下セットで1〜2万円台
・全国どこでも買える
・サイズ展開が比較的分かりやすい
・動きやすい、着やすい
「とりあえず早く、安く抑えたい」
という目的であれば、十分選択肢になります。
ユニクロスーツの注意点(ここが重要)
一方で、注意すべき点もあります。
・フォーマル感はスーツ専門店より圧倒的弱い
・生地が薄く、式典だと軽く見えることがある
・サイズが合わないと一気に安っぽく見える
特に入学式は写真に残りやすいため、
サイズ感が合っていないと違和感が目立ちやすいです。
基本みなさんスーツ屋でしっかりしたスーツを買われますので、並んで写真を撮ると生地が薄く見えることもあります。
また、シャツ・靴・バッグなどを自身で選ばないといけないのもやや難易度が上がってくる要因です。
ユニクロを選ぶなら意識したいポイント
ユニクロで大学入学式スーツを選ぶなら、次を意識してください。
・色は黒かネイビーを選ぶ
・ジャストサイズを最優先する
・シャツは白や淡い色で清潔感を出す
・革靴を合わせる
この条件を満たせば、
「ユニクロだから浮く」ということはほぼありません。
要望があれば、ユニクロで外さない注意点をまとめたいと思います。
ユニクロは“妥協”ではなく“選択”
ユニクロのスーツは、
「仕方なく選ぶもの」ではなく、
条件が合えば十分に成立する選択肢です。
ただし、
・絶対に失敗したくない
・写真映えや式典感を重視したい
という人は、スーツ量販店も検討すると安心です。
大学入学式スーツで失敗しやすいポイント
大学入学式のスーツ選びで失敗するケースは、実はある程度パターンが決まっています。
ここでは、特に多い失敗例を事前に押さえておきましょう。
サイズ感が合っていない
もっとも多い失敗が、サイズが合っていないスーツを選んでしまうことです。
よくある例としては、
・ジャケットの肩が落ちている
・袖や裾が長すぎる
・全体的にダボっとして見える
スーツは色や価格よりも、サイズ感が見た目に与える影響が大きい服です。
特に入学式は写真を撮る機会が多いため、サイズが合っていないと違和感がはっきり出ます。
「成長するかもしれないから大きめで」という考え方は、
制服ではありませんので、基本的に入学式用としてはおすすめできません。
派手すぎ・カジュアルすぎるデザイン
大学入学式では、派手さは必要ありません。
次のような要素は避けた方が安心です。
・目立つ柄や太いストライプ
・明るすぎる色
・カジュアル寄りの生地や形
大学は服装の自由度が高いとはいえ、
入学式はあくまで「式典」です。
無難=ダサいではなく、無難=正解と考える方が失敗しません。
就活用スーツとの違いを意識していない
就活用スーツをそのまま入学式に使うこと自体は問題ありませんが、
「同じ感覚で選んでしまう」と失敗につながることがあります。
・黒一択で選んでしまう
・全体が堅く、祝いの場に見えにくい
・写真に就活感が強く残る
これから買う場合は、
「入学式でも使えて、就活にも流用できる」スーツ
という視点で選ぶ方がバランスが取れます。
直前になって慌てる
入学式直前でスーツを用意しようとすると、
・サイズが欠けている
・欲しい色が残っていない
・裾直しが間に合わない
といったトラブルが起こりやすくなります。
スーツは、
最低でも入学式の2〜3週間前には用意する
のが理想です。
ただ3月はどこのスーツ屋も激混みですので、入学が決まったらすぐに買いに行くくらいで問題ありません。欲を言えば、2月中旬くらいまでだと落ち着いてお買い物ができると思います。
失敗しないためのポイントまとめ
大学入学式スーツで失敗しないためには、
・サイズ感を最優先する
・派手さより無難さを選ぶ
・用途(入学式+その後)を意識する
・早めに準備する
この4点を意識すれば、
大きく外すことはありません。
大学入学式スーツに関するよくある質問
就活用スーツと入学式用スーツは何が違う?
就活用スーツと入学式用スーツの大きな違いは、印象の硬さです。
就活用スーツは、
・黒一色が基本
・無難さ・没個性が重視される
一方、入学式用スーツは、
・黒・紺・グレーなど選択肢がある
・少しだけ「お祝いの場」を意識した印象
になります。
すでに就活用スーツを持っている場合は問題ありませんが、
これから買うなら、入学式向け寄りのスーツを選んだ方が後悔しにくいです。
入学式のあともスーツは使える?
はい、多くの場合で使えます。
大学入学後は、
・オリエンテーション
・インターン・説明会
・アルバイトの面接
・就活
など、スーツを着る場面が意外とあります。
入学式用として
・無難な色
・標準的なデザイン
を選んでおけば、その後も問題なく使い回せます。
ネクタイは必要?色はどうする?
男性の場合、ネクタイは着用した方が無難です。
色は、
・紺
・グレー
・落ち着いた柄
など、派手すぎないものがおすすめです。
ノーネクタイでも禁止ではありませんが、
入学式という場を考えると、
「着けておいた方が安心」という位置づけになります。
なんならお父さんやお兄さんが持っているならそれを使いまわすのもありです。
シャツは何色がいい?
もっとも無難なのは、白シャツです。
・清潔感がある
・どんなスーツにも合う
・写真写りが安定する
という理由から、迷ったら白で問題ありません。
淡いブルーなども選択肢にはなりますが、
最初の1枚としては白が安全です。
私服やセットアップでも大丈夫?
大学入学式では、私服やセットアップでも参加できる場合はあります。
ただし、
・周囲の服装との差
・式典としての雰囲気
・写真に残ったときの印象
を考えると、スーツの方が失敗しにくいのが現実です。
「浮きたくない」「後悔したくない」なら、
スーツを選んでおく方が安心です。
大学から服装の指定がない場合は?
服装指定がない大学は多いですが、
指定がない=何でもいい、ではありません。
実際の入学式ではスーツ姿が多数派になるため、
指定がない場合ほど、スーツを選ぶ人が多い傾向があります。
よくある質問まとめ
大学入学式のスーツについては、
・就活用でもOKだが最適解ではない
・入学式後も使い回せる
・ネクタイ・白シャツが無難
・迷ったらスーツを選ぶのが安全
と覚えておけば問題ありません。
まとめ:大学入学式スーツは「無難+将来性」で選べば失敗しない
大学の入学式スーツは、厳密な服装指定がない場合でも、スーツを着て行く人が多数派です。
私服やカジュアルな服装も不可能ではありませんが、浮くリスクを考えると、スーツを選んでおくのが無難と言えます。
価格帯は3〜4万円台がもっとも選ばれており、
安すぎても高すぎても後悔しやすいため、バランスを意識することが大切です。
色は、
・紺
・黒
・ダークグレー
のいずれかを選べば問題ありません。
特に迷った場合は、紺(ネイビー)を選んでおけば失敗しにくいでしょう。
購入先については、
・迷ったらスーツ量販店
・費用を抑えたい、しっかり下調べが可能ならユニクロ
・一度きりならレンタル
という考え方で選ぶと分かりやすくなります。
また、サイズ感・派手さ・準備の遅れといったポイントに注意すれば、
入学式当日に「失敗した」と感じる可能性は大きく減らせます。
大学入学式のスーツ選びは、
「今だけ」ではなく「この先も使えるか」を意識することが重要です。
この記事を参考に、自分に合った一着を選び、安心して入学式を迎えてください。
ご質問等あれば、お問い合わせからお願いします。

