「できるだけ安くスーツを買いたい。でも、どこで買えば失敗しないの?」
そんな悩みを持つ人はかなり多いです。
安いスーツには、1万円未満から3万円台まで幅広い価格帯があり、店ごとの特徴もバラバラ。
ネットにはいろんな意見が飛び交っていて、判断が難しくなりがちです。
この記事では、元スーツ店員の視点から
“安いスーツをどこで買うべきか”を一度で把握できるように整理しました。
ここまで読めば「自分はどこで買えばいいのか」の大枠は判断できます。
① 安いスーツの価格帯ごとの違い(まずはここを理解)
安いスーツを選ぶときは、最初に「どの価格帯を選ぶか」で大部分が決まります。
ここがわかると、どの店を見るべきかも自然と明確になります。
■ 上下1万円未満:イベント用・カジュアル用
- 一度だけ着ればOKという用途 or かなりカジュアル寄り
- サイズ感や耐久性は最低限、大幅な妥協が必要
- ビジネス・就活には基本おすすめしない
- 礼服の黒と比べると黒の濃さがまったく違うため、冠婚葬祭には不向き
「とりあえず着られれば良い」レベルで、
スーツとしての構造(肩の作り・芯地など)はかなり簡略化されています。
それゆえ、「カジュアル用途での上下が欲しい」「できるだけラフに着たい」という方はこういったプチプラ系のスーツも視野に入れてもいいかもしれません。
■ 1〜2万円台前半:安さの妥協ライン
- イオンやしまむら、スーツ屋量販店の下位ライン
- パッと見は問題ないが、毎日着るには耐久性に難あり
- 見栄えと価格のバランスを重視するとここが“妥協ライン”
たまに着る程度の人にはちょうど良い価格帯。
ただし、「長く使いたい」「毎日着る」方には
コスパは耐久性の面でグッと下がります。
■ 2〜3万円台:ビジネス用の最適解
- 量販店・ツープライス系の主力帯
- 生地・肩の構造・シルエットが安定しており、長く使える
- 毎日スーツを着る人はここがコスパ最強
- 特に量販店の“2着セール”が圧倒的にお得
仕事で使う前提なら、この価格帯がもっとも現実的です。
② 用途で“選ぶべき店”が変わる(ここが大事)
価格だけで選ぶと失敗しやすく、
正しくは “用途 → 店選び” の順番です。
ここでは大枠だけ説明します。
■ 就活・初めてのビジネススーツ
→ スーツ量販店 or ツープライス
(AOKI・青山/スーツスクエア・スーツセレクトなど)
- 色・柄・マナーの範囲が揃っている
- 接客が丁寧な為、初心者でも選びやすい
- 必要なシャツ・ネクタイも同時に揃えやすい
就活の「安いスーツ正解ライン」は細かく語ると長くなるので、
別記事にて詳しく扱います。
■ 冠婚葬祭(礼服)を安く揃えたい
→ スーツ量販店 or ツープライス
- 黒の濃さは“礼服専用”でないと基本NG
- 激安スーツの黒は礼服の人の隣に立つと完全に色が違って見える
※礼服の基準・NG例・最低価格の話は 別記事にて詳しく解説しています。
■ オフィスカジュアルで問題ない職場
→ ユニクロなどのセットアップ
- スーツとしてではなく「きれいめ仕事服」として優秀
- 動きやすく、メンテナンスも楽
- 接客が無い為、気軽に買い物ができる
■ 月1でしか使わないなど、限定的なビジネス
→ イオンやしまむら、スーツ屋量販店の下位ライン
- とにかく安価で上下が揃えられる
- 年に数回しか使わないなどなら予算を上げる必要性が低い
スーツ量販店で販売員をしていた時は、
こういう用途の方には積極的に下位ラインをすすめていました。
年1でしか着ないのに、10万のスーツを持っていても正直持ち腐れに…
用途の方向性が決まった人は、このあとで
「じゃあ、どの店がその用途に強いの?」
という次の疑問が自然と湧きます。
③ 安いスーツを扱う店ジャンル
ここでは、それぞれの店が“どんなスーツを売っているか”を、最低限だけ整理します。
深掘り比較は 別記事の役割なので、ここでは全体像に徹します。
■ 大手スーツ量販店(AOKI・青山・コナカ・はるやまなど)
- 安価スーツ価格帯:1.5〜3万円台
- マナーに沿ったデザインが揃っている
- 接客が丁寧で初心者にもっとも優しい
- 就活・ビジネス・冠婚葬祭すべてで無難
迷ったらここを見れば間違いありません。
■ ツープライス系(スーツセレクト・スーツスクエアなど)
- 価格帯:1.9〜3万円台
- シャープでやや若向きのデザイン
- 若手社会人・就活生と相性が良い
トレンド感ある見た目を安く手に入れたい人におすすめ。
また、価格帯が他ブランドと比べると分かり易いのも特徴。
■ GMS(イオンなど)
- 価格帯:1〜2万円台
- とにかく安くスーツを揃えたい人向け
- PB製品はコスパが良いが、耐久性に注意
“たまに使うスーツ”としては優秀。
■ ユニクロ・ファストファッション
- 価格帯:1〜2万円台
- セットアップ・ジャケパン(カジュアル用途)として優秀
- スーツ必須職場にはやや弱いが、オフィスカジュアル最強
■ しまむらなどのディスカウント
- 価格帯:1万円前後
- 一度だけ使う、“とりあえず用意したい”ケース向け
- 就活・冠婚葬祭には不向き
■ リユース・アウトレット・メルカリ
- 掘り出し物があるが、サイズ合わせが非常に難しい
- スーツを着なれていて、古着の知識がある方向き
ブランド別の長所短所は
にすべてまとめています。迷った人はそちらを読んでみてください。
④ 予算・用途別の“最適ルート”まとめ
最後に「あなたはどれ?」が一瞬でわかるように整理します。
■ 2〜3万円台の予算がある人
→ 量販店 or ツープライス
- 見た目・耐久性・マナー面すべて安定
- 仕事 or 就活で“外したくない人”の最良選択
- ちゃんとしたスーツが安く手に入る
■ 1〜2万円台でできるだけ抑えたい人
→ GMS(イオン) or 量販店の下位ライン
- 見た目だけなら問題なく、妥協ラインとして現実的
- スーツ量販店の下位ラインは、生地はまずまずだけれど
型紙はしっかりしていることが多い
■ 1万円未満で済ませたい人
→ ディスカウント(しまむら)
- 一度だけの使用やイベント向け
- ビジネス・就活・礼服には不向き
■ 就活・冠婚葬祭をとにかく安く済ませたい人
→ スーツ量販店で最低限のマナーラインを押さえる
⑤ 失敗しないための最低限チェックポイント
最後に、どこで買うにしても絶対に妥協してはいけない部分です。
- 肩幅が合っているか
- 袖丈・裾丈は直してあるか
- 初心者はネイビー or チャコールを選ぶ
- 光沢の強すぎる生地は避ける
- 試着時の動作をチェック(立つ・座る・腕を上げる)
これだけ押さえれば、「安くてもだらしなく見える」失敗はかなり防げます。
まとめ
- 安いスーツは価格帯ごとに“用途の向き不向き”が明確
- 2〜3万円帯は、仕事用としてもっとも安定しておすすめ
- しまむらなどプチプラ系は“一度しか使わない場”向け
- あなたの用途に合わせて店を選ぶと失敗しない


