就活や結婚式・お葬式などの“きちんとした場”で、
スーツをできるだけ安く済ませたい——。
「しまむらやイオンでも大丈夫?」
「この値段ラインはアウト?」と、不安を抱える人も多いはずです。
この記事では、元販売員の視点で
「安いスーツはどこまでOKで、どこからが完全にアウトなのか」
を用途ごとにわかりやすく解説します。
就活で絶対に外せない要素、激安ラインの限界、
冠婚葬祭で“バレるポイント”、買う/レンタル/リユースの最適解まで、
失敗しないための最低ラインだけに絞ってまとめました。
1.就活スーツ:安く済ませたい人向け“絶対に外せない要素”
就活で一番大切なのは、
「とにかく無難・清潔・マナーに沿っている」 こと。
安いスーツでも、この最低ラインさえ守れば十分通用します。
■ 色:ブラックか濃紺(ネイビー)が基本
→ 一番失敗しないのは 濃紺 or ブラック。
しばらくずっとブラックが主流だったが、1,2年で入社後も使えるネイビーの人気が上がっている
■ デザイン:無地・2ボタン・ノッチドラペル
派手さや個性は必要なし。
- 無地
- 2ボタン
- ノッチドラペル
- 細すぎない標準シルエット
これが最強。
■ サイズ:肩幅・袖丈・パンツ丈は最低限合っていること
価格よりもサイズの方が圧倒的に大事。
- 肩幅:肩パッドが浮かない
- 袖丈:手首の骨あたり(長すぎNG)
- パンツ丈:ワンクッション弱
安いスーツでも、これだけ合っていれば“きちんとして見える”。
■ シャツ:白無地一択
白無地が最強で絶対安全。逆にそれ以外の選択肢は絶対にない。
■ ネクタイ:青系・赤系・ストライプが最も無難
奇抜な柄・黒系ネクタイは避ける。
→結論:この最低ラインだけ守れば、安いスーツで就活は十分戦える。
2.就活で“絶対にアウト”なライン(価格帯・店の基準)
就活は“清潔・無難・誠実”が評価される場。
そのため、安すぎるスーツは見た目で不利になりやすい。
■ しまむら級(1万円前後)が不利な理由
- 黒が薄く見える(安っぽい)
- テカリが強い
- シルエットや肩の作りが甘い
- 安いつくりの為、カジュアルな雰囲気にも見える
見ただけで「学生感」「安っぽさ」がほぼ確実に出ます。
相手は何十人と就活生を見ている面接官、当然スーツも見慣れている為
極端に安物のスーツは出来る限り避けるのが安心です。
■ イオンなどGMSの1〜1.5万円帯も注意
- パッと見は大丈夫
- でも長時間着るとシワ・型崩れが早い
- “骨格の甘さ”が就活だと意外と目立つ
1回だけの就活ならまだしも、本命面接にはやや心細い。
■ 安くても就活で許される“最低ライン”は 1.8〜2.5万円
これには理由があって
- 生地の質が最低限クリア
- 肩の作りがしっかりしている
- シルエットが整っている
- 無地・ベーシックな型が揃う
量販店 or ツープライスの下位〜中位ラインがちょうどこの帯域。
■ 店別の“アリ・ナシ”(就活版)
- 量販店(AOKI/青山/はるやま) → ◎
- ツープライス(スーツセレクト等) → ◎
- イオン(GMS) → △(一次面接、オンラインなどは視野)
- ユニクロ → △(業界による)
- しまむら → ×(オススメできない)
→ 店ごとの詳しい違いは別記事で深掘りしています。
3.結婚式(ゲスト):安いスーツでどこまでOKか
結婚式は“華やか寄りのビジネススーツ”でOK。
安く済ませるなら以下を守れば問題なし。
■ 色:ネイビー・チャコールが最適解
濃紺は清潔感・写真映えが良い。
逆に
黒スーツは礼服ではないため、悪くはないがインナーを上手に組み合わせる必要がある。
■ 激安ラインが“浮く”理由
- 光沢が強すぎる
- 生地が薄く形が出ない
- 肩・襟のラインが弱く安っぽい
- カジュアル見えし過ぎてしまう
結婚式は飛ばない照明が多く、
安物のツヤが一番バレやすい場。
■ 就活スーツの使い回しはセーフ?
→ インナー(シャツ)とネクタイを変えれば“普通にアリ”。
例:
- 白シャツ → 水色シャツ
- 青系ネクタイ → シルバー・ボルドー
“就活感/ビジネス感の抜けた組み合わせ”にするだけで自然に馴染む。
■ 最低限整えたい合わせ方
- シャツ:白 or 水色
- ネクタイ:シルバー・薄いブルー・ボルドー
- 靴:黒ストレートチップ(最強)
- ベルト:靴と合わせる
4.お葬式(ブラックフォーマル):安物が一番バレやすい場
お葬式だけは「安ければいい」は絶対に通用しない。
理由は 黒の深さが“礼服”でないとバレるから。
■ 普通の黒と礼服の黒の違い
- 礼服の黒は“深黒(しんこく)”
- 通常の黒はグレー寄り
- 光の吸収率が全然違う
画像だとわかりにくいですが、実物を横に並べると色がまるっきり変わって見えます。

■ 激安スーツがNGな理由
- 黒が薄い
- 光沢が強い
- 生地が軽く“ペラつく”
- 礼服の場では相応しくない
■ 礼服は最低どれくらい出すべき?
安くても3万円帯が現実的。
礼服はセール対象外が多いため、
安物の「黒の浅さ」が顕著に出る。
■ しまむら・ユニクロ・イオンはどこまで許される?
- しまむら → ×
- ユニクロ → △(若者ならギリ、年配は完全NG)
- イオン → △〜×(黒の濃さがやや甘い)
ただし…
どうしても手元に何もない・時間がない場合のみ“応急処置”としてギリ。
本来は、事前に準備すべきもの。
■ 安く礼服を買うなら?(おすすめの買い方)
- 普通のスーツと“セット割”で同時に買う
- 量販店の年末年始セール
- 催事(礼服大市)
- アウトレットの型落ちフォーマル
→ このルートが最安×品質ライン。
5.買う/レンタル/リユース:どれが一番安くて安全?
■ 買う(おすすめ)
- 価格:2〜3万円
- 長期利用可能
- コスパ良い
■ レンタル
- 価格:6,000〜12,000円/回
- 遠方・連続利用は割高
■ リユース(中古)
- 価格:5,000〜1万円
- サイズリスクが大きすぎる(特に礼服)
- 本当におすすめしない
→ 最も安全で安いのは「買う」。
→ 礼服に限っては中古は絶対NG。
6.【結論】用途別の最適ライン(初心者向け◎/○/△/×)
- 就活:量販店 or ツープライス(2〜3万円帯)◎
- 結婚式:濃紺・グレーのビジネススーツでOK ○
- お葬式:礼服(ブラックフォーマル)必須 ◎
- 激安ライン(しまむら・GMS)は基本 ×
まとめ
- 就活・冠婚葬祭は“安ければいい”ではなく、“基準を外さない”が最重要。
- 最低ラインを押さえれば、安いスーツでも十分通用する。
- 特に礼服だけはケチらないで、かつ早めに買うこと。


