最終更新日:2026年2月16日
新社会人がまず直面するのが「スーツを何着揃えるべきか」という問題です。
ネットで調べると「2着で十分」「いや5着は必要」と情報がバラバラ。
店員に聞けば「セットで3着買えばお得ですよ」と営業トークが始まります。
この記事では、編集部で複数人チェックし、スーツ販売の現場知をもとに、記事を整理しました。
「就活の黒スーツ+追加1〜2着」という結論と、
予算別・素材別(通年 or 春夏)の具体的な揃え方を解説します。
【結論】就活の黒スーツ+追加1着で最低ライン、理想は+2着
新社会人がまず揃えるべきスーツの着数は、就活で使った黒スーツ1着+追加1〜2着です。
最低ライン(2着構成):
- 就活黒スーツ1着(既存)
- 追加1着(ネイビー or グレー)
- ネクタイ4本で印象を変える
理想(3着構成):
- 就活黒スーツ1着(既存)
- 追加2着(ネイビー+グレー、または通年1着+春夏1着)
- 1日ごとにローテーション可能
- 急な汚れやクリーニングに対応できる
OKライン:就活黒スーツ+追加1着(合計2着)で、新社会人として減点ゼロで乗り切れます。
ただし、黒のリクルートスーツは早めに卒業するのが理想です。
初任給が出たタイミングで買い足すか、セールが多い2〜3月に2着まとめて買うかは予算次第で決めましょう。
【理由】なぜ就活黒スーツ+追加1〜2着なのか
黒のリクルートスーツは早めに卒業すべき
就活で使った黒スーツは、ビジネスシーンでは以下の問題があります:
見た目の問題:
- 真っ黒なスーツは「学生っぽい」「喪服みたい」と見られがち
- ビジネスの現場では、ネイビー・グレーが主流
- 上司・先輩と並ぶと、黒だけ浮いて見える
使い勝手の問題:
- 夏のクールビズ期間(5〜9月)はスーツを着ない職場が多い
- 通年で黒スーツばかり着ると「同じ服の人」認定
- ネクタイ・シャツの合わせ方が限定される
新社会人の8割以上が「就活黒スーツ+追加1〜2着」でスタートし、初任給後に黒を卒業するパターンが最も一般的です。

夏はクールビズでスーツ不要→通年物 or 春夏物を選ぶ
多くの企業では、5〜9月はクールビズ期間でスーツを着ません。そのため:
おすすめの買い方:
- 通年物2着(4〜5月、10〜11月にフル活用)
- 春夏物1着+通年1着(4〜11月で使い分け)
避けるべき買い方:
- 秋冬物ばかり買う(春に着られない)
- 春夏物ばかり買う(秋冬は確実に寒い)
店頭では「通年物で2着お願いします」と言えば、オールシーズン対応のスーツを提案してくれます。
追加1着 vs 追加2着、どちらを選ぶ?
追加1着の場合(最低ライン):
- 就活黒+ネイビー(or グレー)= 2着
- 予算3.3万円〜(スーツ1着平均価格)
- クリーニングのタイミングが厳しい
- 初任給で買い足す前提
追加2着の場合(理想):
- 就活黒+ネイビー+グレー = 3着
- 予算5〜7万円
- 余裕を持ってローテーション
- 黒を早めに卒業できる
買うタイミング:
- 2〜3月のセール:2着で3.3万円〜(店舗でよく見る価格)
- 初任給後(4〜5月):1着ずつ買い足し
店頭で「今日は予算の都合で1着だけ」と決めて行けば、無駄な出費を避けられます。
2着で失敗するパターンと回避策
| 失敗パターン | 起こる問題 | 回避策 |
|---|---|---|
| 就活黒+新しい黒を買う | 「いつも黒の人」、喪服感 | 追加はネイビー or グレーにする |
| 秋冬物ばかり買う | 春に暑くて着られない | 通年物 or 春夏物を選ぶ |
| ネクタイを買い足さない | 就活用の地味なネクタイばかりで印象が変わらない | ビジネス向けストライプ・ドット柄を2本追加 |
| クリーニングのタイミングを考えない | 2着とも汚れて着られない事態 | 金曜夜に出して月曜受取のサイクルを作る |
デメリット+回避策: 2着運用の最大のリスクは「1着が汚れた・破れたときに詰む」ことです。これを避けるには、初任給後に3着目を買い足すか、自宅で応急処置できるアイテム(シミ取りペン・予備ボタンなど)を用意しておくことです。
【具体例】就活黒スーツ+追加1〜2着の着回しシミュレーション
パターン1:就活黒1着+追加1着=2着構成(最低ライン)
保有スーツ:
- スーツA:就活黒スーツ(既存)
- スーツB:ネイビー無地(新規購入)
ネクタイ:
- 就活用2本(既存:紺無地、エンジ無地)
- ビジネス用2本(新規購入:ネイビーストライプ、グレードット)
1週間の着回し例:
| 曜日 | スーツ | ネクタイ | 印象 |
|---|---|---|---|
| 月曜 | A(黒) | 紺無地 | フレッシュ・引き締め |
| 火曜 | B(ネイビー) | ネイビーストライプ | 爽やか・誠実 |
| 水曜 | A(黒) | エンジ無地 | やや華やか |
| 木曜 | B(ネイビー) | グレードット | 落ち着き・知的 |
| 金曜 | A(黒) | 紺無地 | 週初めと同じ |
メリット:
- 予算3.3万円〜で揃えられる
- 就活アイテムを最大限活用
デメリット:
- トラブル時の予備がない
推奨:初任給後に3着目(グレー)を買い足して、黒を減らす
パターン2:就活黒1着+追加2着=3着構成(理想)
保有スーツ:
- スーツA:就活黒スーツ(既存)
- スーツB:ネイビー無地・通年物(新規購入)
- スーツC:ミディアムグレー・春夏物(新規購入)
ネクタイ:
- 就活用2本(既存)
- ビジネス用4本(新規購入:ストライプ2本、ドット2本)
1週間の着回し例:
| 曜日 | スーツ | ネクタイ | 印象 |
|---|---|---|---|
| 月曜 | B(ネイビー) | ネイビーストライプ | 週初めの引き締め |
| 火曜 | C(グレー) | グレードット | 落ち着き・知的 |
| 水曜 | A(黒) | エンジ無地 | やや華やか |
| 木曜 | B(ネイビー) | ブルーストライプ | 清潔感・誠実 |
| 金曜 | C(グレー) | ブラウンドット | 柔らかさ・親しみ |
メリット:
- 黒スーツは週1回だけ(学生っぽさ軽減)
- 1着が汚れても2着で回せる
- 春夏・通年で使い分けられる
デメリット:
- 初期費用が5〜7万円
推奨:2〜3月のセールで2着まとめ買いがお得
パターン3:予算別の揃え方(2026年2月市場調査版)
【最安】追加1着コース(予算3.3万円〜)
新規購入するもの:
- スーツ1着(ネイビー通年物):1.8万円
- ネクタイ2本(ビジネス向けストライプ・ドット):2本セット4,000円
- シャツ1枚(サックスブルー):2,500円
- ベルト1本(茶系):2,500円
- 合計:約2.8万円
既存アイテム活用:
- 就活黒スーツ1着
- 白シャツ2〜3枚
- ネクタイ2本(就活用)
- 黒ベルト・黒靴・靴下
店頭での言い方:「就活のスーツと小物はあるので、ネイビーのスーツ1着とビジネス向けのネクタイを追加したいです。予算は3万円です。」
メリット:最小コストでスタート。就活アイテムをフル活用。
注意点:黒スーツが週3回登場するので、初任給後に買い足し推奨。
【標準】追加2着コース(予算5〜7万円)
A:通年物2着パターン(予算5.5万円)
- スーツ2着(ネイビー通年・グレー通年):2着で3.3万円(店舗セール価格)
- ネクタイ4本(2本セット×2):各セット5,000円 = 1万円
- シャツ2枚(サックス・ピンク):各2,500円 = 5,000円
- ベルト1本(茶系):2,500円
- 靴1足(茶系):5,000円
- 合計:約5.5万円
店頭での言い方:「2〜3月のセールで、通年物のスーツ2着を3.3万円で買いたいです。ネイビーとグレーでお願いします。」
メリット:3着でローテーション余裕。4〜5月、10〜11月にフル活用。
推奨時期:2〜3月のセール(2着3.3万円キャンペーンが多い)
B:春夏1着+通年1着パターン(予算6万円)
- スーツ2着(ネイビー春夏・グレー通年):各2.2万円 = 4.4万円
- ネクタイ4本(2本セット×2):各セット5,000円 = 1万円
- シャツ2枚(サックス・ピンク):各2,500円 = 5,000円
- ベルト1本(茶系):2,500円
- 靴1足(茶系):5,000円
- 合計:約6.4万円
店頭での言い方:「春夏用と通年用でスーツ2着買いたいです。ネイビーを春夏、グレーを通年でお願いします。予算は6万円です。」
メリット:春夏・通年で使い分け可能。季節感が出る。
ポイント:ネイビーを春夏にすると、4〜9月に涼しく着られる。
【余裕】追加2着+小物充実コース(予算8万円)
- スーツ2着(ネイビー春夏・グレー通年):各2.5万円 = 5万円
- ネクタイ6本(2本セット×3):各セット6,000円 = 1.8万円
- シャツ3枚(サックス・ピンク・ストライプ):各2,500円 = 7,500円
- ベルト2本(黒・茶):各2,500円 = 5,000円
- 靴1足(茶系):5,000円
- 合計:約8.5万円
店頭での言い方:「スーツ2着と小物を一式揃えたいです。予算は8万円で、色の組み合わせも相談させてください。」
メリット:ネクタイ6本で印象の幅が広がる。ベルト2本で使い分け可能。
推奨:余裕があれば一気に揃えて、初任給後の出費を抑える。
場面別:こんなときどうする?
ケース1:「2〜3月に2着買う」vs「初任給後に買い足す」どっちがいい?
- 2〜3月派:セールで2着3.3万円など割引が高い時期。まとめ買いで節約。
- 初任給後派:予算に余裕ができる。職場の雰囲気を確認してから買える。
- 推奨:予算3万円あるなら2〜3月セール、厳しいなら初任給後に1着ずつ。
ケース2:「通年物2着」vs「春夏1+通年1」どっちがいい?
- 通年物2着:シンプル、選びやすい、価格が安い。
- 春夏1+通年1:季節感が出る、使い分けできる。
- 推奨:迷ったら通年2着。店頭で「通年物でお願いします」と言えばOK。
ケース3:黒スーツはいつまで着る?
- 理想:初任給後に3着目を買って、黒を週1回以下にする。
- 現実:黒スーツは週2〜3回でも新社会人なら許容範囲。
- 卒業目安:入社半年〜1年後に、黒をクリーニング保管して実質卒業。
【結論】これだけ覚えればOK
新社会人は「就活黒+追加1〜2着」
- 最低ライン:就活黒+追加1着(ネイビー or グレー)= 2着、予算2.8万円〜
- 理想:就活黒+追加2着(ネイビー+グレー)= 3着、予算5〜7万円
- 色の組み合わせ:追加はネイビー・グレーが鉄板(黒は買わない)
- 素材:通年物2着、または春夏1着+通年1着
店頭でこう言えばスムーズ
「就活の黒スーツがあるので、ネイビー(orグレー)のスーツを○着追加したいです。予算は○万円です。通年物でお願いします。」
この一言で、店員は最適なプランを提案してくれます。
買うタイミング
- 2〜3月のセール:2着で3.3万円キャンペーンが狙い目
- 初任給後(4〜5月):1着ずつ買い足し、黒スーツを減らす
- 夏前(5月):春夏物を追加(クールビズ前の駆け込み需要)
まずは就活黒+追加1着でスタートし、働きながら買い足していくのが現実的で失敗しない方法です。
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この記事のまとめ: 新社会人は就活黒スーツ+追加1〜2着で十分。ネイビー・グレーの通年物を選び、ネクタイで印象を変える。予算2.8万円〜(2〜3月セールなら2着3.3万円)でスタートし、初任給後に黒を卒業するのが賢い選択です。


