「スーツを買いに行くのに、どんな服装で行けばいいんだろう…」と悩んでいませんか?
結論から言うと、靴下とインナー(Tシャツなど)を着ていれば、あとは何でもOKです。
私はスーツ販売の現場で8年働いていましたが、正直に言います。お客さんの来店時の服装なんて、ほとんど見ていません。
ジャージでも、パーカーでも、Tシャツ短パンでも、全く問題ありません。店員が見ているのは「服装」ではなく「体型」です。
試着用のシャツや革靴が全店舗に常備されているので、私服で来ても採寸も試着も問題なくできます。
この記事では、元店員の立場から「本当に避けるべき服装」と「店員の本音」を解説します。
さらにスーツ販売の現場知をもとに、編集部で複数人チェックし、結論を整理しました。

スーツを買いに行く服装は「靴下+インナー」だけでOK
元店員の本音:服装なんて見てもいない
スーツ販売の現場で8年働いた経験から断言します。
来店時の服装なんて、ほとんど見ていません。
店員が見ているのは「体型」です。肩幅、胸囲、ウエスト、股下など、採寸に必要な部分しか見ていません。Tシャツで来ようが、ジャージで来ようが、パーカーで来ようが、全く気にしていませんでした。
実際、どんな服装のお客さんが来店していたか?というと:
- Tシャツ+ジーンズ
- パーカー+ジーンズ
- ジャージ上下
- 短パン+半袖Tシャツ(真夏)
- スウェット
これらの服装で来店する人は山ほどいました。そして、店員は誰一人として気にしていませんでした。
なぜなら、どんな服装で来ても、試着用のシャツと革靴を着て試着してもらうからです。
来店時の服装は関係ないんです。
試着用シャツ・革靴が全店舗にあるから私服でOK
「私服で行って大丈夫なの?」と不安に思う人もいるかもしれません。
大丈夫です。AOKIや洋服の青山などの量販店には、全店舗に試着用のシャツと革靴が常備されています。
試着の流れはこうです:
- 私服で来店
- 店員が自動的に試着用シャツ・革靴を出してくる
- 試着用シャツに着替え、革靴を履く
- スーツを試着
- 採寸
「試着用のシャツありますか?」と聞く必要すらありません。店員が自然に出してきます。
クリーニング中で試着用シャツがない場合も、予備が基本用意されています。
最低限の服装はこれだけ(満点ライン)
ただし、最低限守ってほしいのはこの2つです:
1. インナー(Tシャツなど)を着てくる
理由:試着用のシャツを直接素肌に着ないため。
試着用シャツは毎日クリーニングしているわけではありません(定期的にクリーニングしていますが、周期的です)。
そのため、インナーなしで来ると、試着用シャツを直接肌に着ることになります。
衛生的な問題もあるので、Tシャツなどのインナーは着てきてください。
2. 靴下を履いてくる
理由:試着用の革靴を素足で履かないため。
スーツの裾を決めるとき、必ず革靴を履いてもらいます。
靴下なしで来ると、試着用の革靴を素足で履くことになります。
店によっては靴下を購入してもらったり、マネキン用の靴下を履いてもらうこともありますが、洗っていない可能性さえもあります。
薄手の靴下を履いてくるのがベストです。
この2つさえ守れば、あとは自由です。
スーツで行く必要はありません。ワイシャツを着ていく必要もありません。パーカーでもジャージでも、インナーと靴下さえあれば満点です。
店員が本当に見ているのは「金持ちかどうか」だけ
「ちゃんとした服装で行かなきゃ」と気にする人は多いです。
実際、Xでもよく「スーツを買いに行く時の服装ってどうすればいいの?」という質問を見かけます。
でも、店員は服装を見ていません。
では、何を見ているのか?
「高級バッグ」や「高級スーツ」などの持ち物です。

店員が見ているのは「単価が伸びそうかどうか」
スーツ販売の現場では、高価なバッグや服を着ているお客さんには、丁寧に接客して単価を伸ばそうとします。
これはビジネスとして当然のことです。
限られた時間の中で、どれだけ売上を上げられるかが店員の仕事です。
そのため、「この人は高単価になりそうだ」と判断したお客さんには、積極的に接客します。
逆に、ラフな服装のお客さんには…?
実は、私は「ラフな服装の人ほど、高単価になるかもしれない」というギャンブルが楽しくて、よく接客していました。
ジャージで来たお客さんが、実は社長で、スーツを5着まとめ買いしてくれたこともあります。
Tシャツ短パンで来た大学生が、親御さんの予算が潤沢で、オプションを全部つけてくれたこともあります。
「見た目と購入金額は比例しない」というのが、スーツ販売の面白いところでした。
ただし、これは私個人の楽しみ方です。他のスタッフは、外見で判断して接客する人もいました。
高級店では服装で判断するスタッフもいる
量販店(AOKI、洋服の青山、コナカなど)では、服装を気にする店員はほとんどいません。
理由は、1着の平均単価が3万円前後だからです。高級店ほど「この人は買わなそうだ」と判断する必要がないんです。
一方、オーダー専門店や高級店(1着10万円以上)では、服装で接客態度が変わるスタッフもいます。
これは、ビジネスとして自然なことです。忙しい時間帯に、どのお客さんに時間をかけるかを判断するのがプロの販売員です。
ラフな格好とちゃんとした身なりの人なら、金を持っているであろう身なりの人に営業をかける方が効率的です。
ただし、高級店でも、インナーと靴下さえ履いていれば問題ありません。
服装で判断されたくないなら、襟付きのシャツを着ていくのも一つの方法ですが、無理に気を遣う必要はありません。
「○○の画像挿入」 ※スーツ店の店内風景、または試着している様子の画像
本当に避けるべき服装:店員が困るのはこの4パターンだけ
「どんな服装でもOK」と言いましたが、採寸の精度や衛生面で困る服装はあります。
この4パターンだけ避けてください。
①サンダル(靴下なし)
困る理由:試着用革靴を素足で履けない(衛生的に問題)
スーツの裾を決めるとき、必ず革靴を履いてもらいます。サンダルで靴下なしだと、試着用革靴を素足で履くことになります。
店によっては、靴下を購入してもらったり、マネキン用の靴下を履いてもらうこともありますが、洗っていないさえ可能性もあります。
対策:靴下を履いてくれば、サンダルでもOK
靴下さえ持参すれば、サンダルで来ても問題ありません。
②インナーなし
困る理由:試着用シャツを直接肌に着られない
試着用シャツは定期的にクリーニングしていますが、毎日ではありません。
そのため、インナーなしだと、試着用シャツを直接肌に着ることになります。
汗や匂いの問題もあるので、Tシャツなどのインナー・肌着は必ず着てきてください。
③脱げない厚手のニット・パーカー
困る理由:採寸の精度が落ちる
厚手のニットやパーカーを着たまま採寸すると、服の厚みで正確なサイズが測れません。
冬場に厚着で来る人は多いですが、店内で脱げる服装なら問題ありません。脱いだら軽装(ワイシャツ+Tシャツ)になる服装がベストです。
対策:試着用シャツを着れば解決
厚手のニットやパーカーを着てきても、試着用シャツに着替えてもらうので問題ありません。
ただし、店内で脱げる服装で来てください。
これら3パターン以外は、本当になんとも思いませんでした。
パーカーでも、ジャージでも、Tシャツ短パンでも、インナーと靴下さえあれば問題ありません。
実際によくある来店時の服装パターン
実際、どんな服装で来店する人が多かったか?を紹介します。
パターン①:Tシャツ+ジーンズ+スニーカー(最も多い)
最も多いパターンです。
- インナー(肌着)あり:✅
- 靴下あり:✅
→ 問題なし
試着用シャツに着替え、試着用革靴を履いて、スーツを試着してもらいます。
パターン②:パーカー+ジーンズ+スニーカー
夏でも冬でも、パーカーで来る人は多いです。
店内でパーカーを脱いで、試着用シャツを着てもらいます。厚手のパーカーでも問題ありません。
パターン③:ジャージ+スニーカー
ジャージで来る人も全然いました。
「ジャージで行っても大丈夫?」と心配する人もいますが、全く問題ありません。
インナーと靴下さえあればOKです。
パターン④:スーツで来店
スーツで来店する人もいます。
店員視点では、「採寸が楽で嬉しい」です。
試着用シャツを着なくていいし、今着ているスーツのサイズを元にして提案できるので、時短になります。
ただし、堅苦しく感じる必要はありません。私服で来ても全く問題ありません。
パターン⑤:短パン+半袖Tシャツ+スニーカー(真夏)
真夏に多いパターンです。
インナー(Tシャツ)と靴下があれば問題ありません。
ただし、真夏の注意点として、汗だくで来ると試着用シャツに匂いが移ることがあります。
試着用シャツは周期的にしかクリーニングに出さないので、匂い問題がありました。
これは服装の問題というより、マナーの問題です。汗を拭いてから来店するか、着替えのTシャツを持参するのがベターです。
NGパターン:サンダル+インナーなし
これだけは避けてください。
- 試着用革靴を素足で履けない
- 試着用シャツを直接肌に着られない
この2つが重なると、店員も困ります。
靴下とインナーは必ず着てきてください。
「○○の画像挿入」 ※スーツの試着風景、または採寸している様子の画像
繁忙期と閑散期で違いはある?
「入学シーズンや就活シーズン(繁忙期)は、もっとちゃんとした服装で行くべき?」と思う人もいるかもしれません。
結論:繁忙期でも閑散期でも、服装は気にしていません。
繁忙期:着替えやすい服装だと助かる
繁忙期は、次々とお客さんが来るので、できるだけ早く採寸・試着を終わらせたいです。
そのため、着替えやすい服装だと助かります。
特に女性の場合、ワンピースだと上だけ試着ができないので、買わないスラックスを試着してもらう必要があります。これは少し面倒でした。
ただし、ワンピースで来たからといって、嫌な顔をされるわけではありません。対応します。
閑散期:ゆっくり対応できる
閑散期は、時間に余裕があるので、どんな服装で来ても全く気になりません。
というか、繁忙期でも閑散期でも、服装なんて見ていません。
店での言い方:特に何も言わなくてOK
「私服で来ちゃったんですけど大丈夫ですか?」と不安そうに聞くお客さんは多かったです。
でも、本当に何も見ていないので、聞く必要はありません。
試着用シャツは、店員が自動的に出してきます。
もし、パーカーのまま試着してくださいと言われたら(ほぼあり得ませんが)、「試着用のシャツありますか?」と聞けばOKです。
基本的には、何も言わなくても店員が対応します。
まとめ:スーツを買いに行く服装で悩む必要なし
スーツを買いに行く服装は、靴下とインナーを着ていれば何でもOKです。
最低限の服装(これだけでOK)
- ✅ インナー(Tシャツなど)を着る
- ✅ 靴下を履く
避けるべき服装
- ❌ サンダル+靴下なし
- ❌ インナーなし
- ❌ 脱げない厚手のダウン・ニット
元店員からのメッセージ
スーツ販売の現場で8年働いた経験から言います。
お客さんの服装なんて、ほとんど見ていません。
どんなにラフでも問題ありません。ジャージでも全然いました。インナーと靴下さえあれば満点です。
試着用のシャツと革靴が全店舗に常備されているので、私服で来ても採寸も試着も問題なくできます。
「ちゃんとした服装で行かなきゃ」と過剰に気にする必要はありません。気楽に来店してください。

