【スーツ屋直伝】一番わかりやすい!葬式用スーツのまとめ【早見表付き】

この記事は葬儀に参列される方向けのページです。

スーツを着る場面のうち、一番制約があるスーツシーンだと思われます。

しかし、制約があるからこそ、いたってシンプルで、分かり易いものとなっております。

スーツ屋目線で間違えないものをまとめましたで、不安のある方はご一読いただければと思います。


すぐわかる定番の色柄早見表

(詳細は下記、ドレスコードの指定がある場合はそちらが優先です。)

柄・デザイン特記事項
スーツ濃い黒【下記参照】無地
シャツ無地・レギュラーカラーボタンダウンは避ける
タイ無地高齢の方は柄の物も使うが、一般的には無地
チーフ刺さない
紐付きのタイプ出来ればストレートチップの内羽根式
靴下無地・落ちついた柄黒が安心
バッグ基本持たないもし手持ちがあるようならクラッチバックの黒。

アイテムの詳細

スーツ

黒のスーツになります。

しかし、よく聞かれることとして、礼服(=フォーマルスーツ)と普通のブラックのスーツは何が違うのかという点。

生地といわれる方もいらっしゃいますが、厳密にはそこではなく、「黒の濃さ」が変わります。

もし、手持ちのスーツと礼服がある方は並べてみるとよくわかります。ビジネス用のブラックスーツと礼服とでは、まるっきり色の濃さが変わります。明るいところで見ると、ブラックスーツがグレーに見えるくらい、礼服は濃い黒をしています。

なぜ色の濃さの違いが出るかといいますと、染色工程が多いor糸が細い、またその両方が挙げられます。

紙に何度も筆で塗っていけばどんどん黒くなっていくようなイメージ。

また、糸が細いというのは、細ければ細いほどインクが浸透していく、そういった理由で濃く作られているのです。

特殊な工程をすることによって各社、礼装用のスーツを販売しているというわけです。

ただその分、普通のスーツよりも工程があるからこそ、お値段は上がります。

大体のスーツ屋では、4万~10万くらいだと思います。

もっと安価な礼服もなくはないですが、染色工程が少なかったりと、他と比べると色が浅いことが多いです。

5万円くらいをめどに、お財布に余裕があるタイミングやセールのタイミングで買っておきましょう。

日々使うスーツではありませんので、体系が変化しなければ10年は着られると思います。

シャツ

間違えなく白の無地、レギュラーカラーがふさわしいです。

ボタンダウンやカッタウェイシャツはカジュアル用として作られたシャツですので、この際は不向きです。

ワイドカラーくらいだったら違和感は在りませんので、お手元にそれがあれば、そちらを代用してもいいと思います。

タイ

黒の無地のネクタイです。

今時100円ショップにも売っているのでない方は必ず用意しましょう。

一応スーツ屋的な目線だと、やはりスーツ屋で買うのがいいと思います。

素材がシルクの物のほうがやや光沢があり、落ち着いて見えます。あとシンプルに締めやすいですね。

安価なネクタイを買ったことがあるのですが、締めにくかった記憶しかありません。特に普段慣れていない方は、スーツ屋での購入をお勧めします。

チーフ

不要です。

黒のストレートチップの内羽根が安心。どのスーツ屋でも、礼服を買うと大体勧められるかと思います。

外羽根でも問題ないです。

あまりお勧めできないものは、ブーツやローファーの類です。急ぎで、とかならしょうがないですが、冠婚葬祭というのは突発的にやってきます。安くてもいいので、一つ、内羽根式のストレートチップを持っておきましょう。

靴下

黒でいいと思います。ただ、座ることが多いと思われますので、長めのほうがいいです。

裸の露出は最低限度にするのが、一つマナーとして存在します。

気になる方はスーツ屋で「ロングソックス」があるか、聞いてみてください。大手のスーツ屋なら揃えていると思います。ふくらはぎまで隠れるやつです。

バッグ

基本は手ぶらで行きますが、もし必要ならクラッチバックが最適です。

あまり装飾がない、華美でないもので行きましょう。

一式セットはこちら

【準備中】

黒のビジネス用スーツ、リクルートスーツで行ってもいい?

→黒色でも光沢が少なく無地に近いリクルートスーツであれば、葬式の場面で着用してもマナー違反にはならない。また、お通夜で当日急に参列することになった場合は、ビジネススーツでも問題ない。

ただ、本来葬儀や告別式一周忌法要などの正式な場では、喪服の着用がマナー。

スーツ屋が語る、葬式用スーツのぶっちゃけた話

→ぶっちゃけ結婚式と同じくボタンダウンのワイシャツ着る人はいる。ただ礼儀として一式あったほうが良い。

→ぶっちゃけ着用する機会が少ないからと安価なスーツを買う方がいるが、きちんとした礼服を一着揃えておけば、体型変化があっても長く着用できるため礼服を持っておくのがオススメ。

→ぶっちゃけ喪服でも細身のシルエットがいいと言われることがあるが、葬式は靴を脱いで座敷に正座したりあぐらをかくこともあるため細いデザインだと生地を傷めることもあるためあまりオススメしない。

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